現役大学生です。つい先日実際に体験した心霊体験をお話します。

 

男同士、3人で心霊スポットに肝試しに行こうという話になり、

「出る」事で有名な墓地に行く事になりました。

3人とも霊感が無いと自負していて、カメラを持っていき

心霊写真のひとつでも撮れればもうけもん、ぐらいの軽い気持ちで墓地に行きました。

 

肝試しには最適な真夏の夜で、ムシムシというか、ジットリというか、

湿度がやたらと高く、不快指数が嫌な数値を出しているような、そんな夜でした。

汗が身体にまとわりついて、服もベッタリはりついて、

我々はラフな格好で軽口を叩きながら墓地に足を踏み入れました。

 

「うわ~、物々しいな・・・」

「ひゅ~ドロロロロ・・・」

 

など、ふざけてはしゃぎながら墓地を進んでいく一行。

 

「出る」と噂が流れているだけあって、流石に不気味な雰囲気を感じ取ってはいましたが、

その不気味さを吹き飛ばすかのようにふざけ合っていたと言っても良いかもしれません。

少なくとも、自分は「何か」を感じていました。他の2人もそうだったに違いありません。

 

墓地の奥まで辿り着き、写真を何枚か撮って戻ろう、という話になりました。

 

自撮り棒を使って3人一緒に入るようフレームに収めて、シャッターを切りました。

何枚か撮っていたのですが、その最中の事でした。

 

突然、仲間の1人がバッタリと倒れたのです。

 

何の前触れも無く、まるで何かにトン、と押されたかのように、

横向きにバタン!と倒れたのです。

 

自分ともう1人はビックリして、「おい!大丈夫か!?」と声をかけてゆすりました。

しかし、彼は気を失っているようで、目を閉じてピクリとも動きません。

 

急に心配になり、心臓に手を当てると、心臓は普通に動いていました。

どうやら気を失っているだけのようでした。

 

いくら起こそうとしても、目を開けないので、

我々は2人で彼を担いで墓地から出ました。

墓地の敷地から出て、呼びかけたりゆすったりしたら、

暫く経って彼の意識が戻りました。なんだかボーっとした様子でしたが、

特に体調が悪そうというわけではなかったので、そのまま3人で帰りました。

 

その日はそれで終わったのですが、それ以来、倒れた彼の様子が少しおかしいのです。

痩せて、目の下にはクマができ、なんだか元気もなさそうです。

病人のようになっている彼を心配して「まさか病気とかじゃないよな?」と聞くと

「そういうわけじゃないんだけど、あの肝試しの日から、毎日のように悪夢を見る」と

いう答えが返ってきました。

 

悪夢の内容は大体決まっていて、墓地の中たったひとりで何者かに追われて逃げまどう夢か、

墓地の中から何ものかが出て来そうになるのを怯えて見ているか、そのどちらかだと言います。

 

ちなみに、撮影した写真には特に心霊写真のようなものは見当たらなかったのですが、

これはどうもおかしいと思い、お祓いしてもらう事を勧めました。

 

しかし、彼は頑なに拒むのです。

「なんか嫌なんだ。お祓いだけは行きたくなくて・・・」

 

その言葉を聞いて、まさか霊か何かがお祓いに行かせないようにしてるんじゃ・・・?と

思った自分ともう1人は、無理やりお祓いに連れていく事にしました。

 

お寺に足を踏み入れた途端、彼が苦しみ始めたので、

これはいよいよ大変だ、と恐ろしくなり、

住職さんに事情を話してお祓いしてもらいました。

住職さんはお守りも持っておくと良いと言い、

厄除けのお守りをひとつ買って彼に持たせる事にしました。

 

お祓いしてもらってからは、彼の悪夢がおさまったそうで、次第に元気になりました。

あの墓地で何かに憑かれてしまったのか、何が原因だったのかは、

住職さんも直接は分からないと言っていました。

ただ、悪い気を感じるのは間違いないとの事だったので、

倒れた時に何か悪いものが入り込んでしまったのでしょう。

軽はずみに肝試しなんて行くもんじゃないと心底ゾッとしました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事