【怪談】毎晩夢で現れる白装束の女。現実でも半分襖が開いていて・・・
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私の息子は小学5年生で、私はそのお母さんともお友達でした。

いわゆるママ友というものです。このママをAとします。

そしてこのAママの息子さんをA息子とします。

 

A息子はとても明るくて、素直で礼儀正しい子供です。

うちの息子とも仲がよく、よくうちにも遊びに来ていました。

家にあがるときにはきちんと「お邪魔します」といい、

靴を揃え、帰るときには「お邪魔しました」といって、

お辞儀をして帰るような、そんな子供です。

そしてAママもいつも笑顔で、礼儀正しい、穏やかな方でした。

私たちは、息子たちが遊びに出かけるときは、

どちらかの家に行き、お茶をして世間話や学校の相談などをするような仲なのです。

 

ある日、Aママを家に招き、いつものようにお茶をしていたときのことです。

「あのね、ちょっと最近あの子変なのよ」

Aママが切り出しました。

 

たしかに私はすでに息子からも話を聞いていました。

A息子さんがここ何日か学校に行っていないということでしたので、

今日はその相談もあるということは分かっていました。

先ほど会ったA息子さんもいつもより明らかに元気がなかったのです。

 

話を聞いてみると、A息子さんがある日から毎晩同じ夢を見るようになったとのこと。

その夢は5日間続いているそうなのです。

 

「場所はいつもあの子の部屋らしいの」

 

Aママが続けます。

夢の中でA息子さんが、自分の部屋に現実と同じベッドで寝ています。

体を倒して押入れに目をやると、半分開いた襖の奥に、

正座をした白装束の女が座っているというのです。

恐怖で身動きが取れなくなった彼は、毎回震えながら目を覚ます・・・。

 

「そうなの?でも子どもにはそういうことはよくあることなんじゃないの?ほら、

現実と夢の境目がわからなくなるっていうか・・・」

私は青い顔で話すAママを励ますように言いました。

Aママはそれを遮るように言います。

 

「でも続きがあるの」

 

夢から覚めた彼が押入れに目をやると、当然そこに女はいないのです。

しかし毎回閉めて寝たはずの襖が半分開いているということでした。

そんなことが5日も続き、怖くなったA息子さんが母親に相談したのだそうです。

母親も毎日閉めている襖が、朝になると半分開いているので、

不思議に思っていたとのこと。

 

怖い話はちょっと苦手なんだけどなあ・・・

 

私はそう思いましたが、Aママが深刻そうな顔つきで言うので、

黙って聞いていました。

 

「どう思う?」

「どうっ思うって・・・うーん。もうちょっと様子を見てみたら?」

 

私はこの話題から話を逸らしたくて、曖昧なことしか言えませんでした。

「ただいまー」

 

息子の帰った声が聞こえ、その日はそのままAママも

A息子さんも不安そうに帰っていきました。

 

そしてその日からさらに5日後のことです。

Aママだけが、突然うちを訪ねてきました。

真っ青な顔をして、あのことで相談があるというのです。

私は怖い話は聞きたくなかったので、ちょっと嫌だなとは思いましたが、

友達が困っているならと、とりあえず家にあがってもらうことにしました。

 

Aママのあまりの取り乱しぶりに、まずは落ち着いてと声をかけ、紅茶を出しました。

甘い香りのする紅茶を飲んでAママは少しだけ落ち着いて話し始めました。

 

「あのあと、3日ほど様子を見ていたんだけど・・・」

 

Aママの話では、その夢はあの後も続き、恐怖に耐え切れなくなったA息子さんは、

母親に泣きながら訴えたのだそうです。

Aママも怖かったけれど、息子を守りたい一心で、

一緒に近くのお寺にお参りをしにいきました。

 

その晩、彼が見た夢は同じでした。

でも夢から覚めると、半分開いた襖の奥に女の姿はなく、その夢も見なくなったそうです。

それからというもの、A息子さんはどんどん元気を取り戻し学校に通っているということでした。

 

「よかったじゃない。これで一件落着ね」

「そうじゃないのよ」

 

またAママは震えだしました。

 

「あの子が学校に行っているときに、部屋を掃除したんだけど・・・」

 

Aママが息子の部屋を掃除しに行き、シーツを洗おうと彼の布団を剥いだとき、

枕の下から大量の長い髪が出てきたというのです。

 

Aママは私にその長い髪を見せてくれました。

Aママの髪の毛ではないことはすぐにわかりました。

だって、Aママはショートで少し茶色の髪の毛でしたから。

 

私はその長い髪の毛を見て恐怖にかられました。

白装束の女が彼と一緒にベッドで寝ているかもしれない。

そんなこと、怖くて口が裂けても彼には言えなかったというのです。

私は、Aママになんと言えばいいのかわからずに、ただその黒い長い髪を見つめていました。

背筋がスーッと寒くなるような感覚でした。

 

「どうしよう・・・」

「・・・お寺に・・・もう一度いってみたほうが・・・」

 

私はその言葉を言うのが精一杯でした。

その後、AママとA息子さんはもう一度近所のお寺に行き、お祓いをしてもらったそうです。

それからは、A息子さんの部屋で長い髪の毛を見つけることはもうありませんでした。

Aママも元の通り、明るく朗らかになりました。

A息子さんも学校に元気に行っているとのことです。

それを聞いて、私は安心しました。私は怖い話は苦手なのです。

 

でも、私には気になることがあるのです。

それは最近、うちの息子の元気がないこと。

そしてある朝、息子の部屋の襖が半分開いているのを見つけてしまったのです。

私には、息子の枕の下を確認する勇気がありません。

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