【怪談】古い民宿に泊まった時にふるまわれた「イノブタ」の正体は…
読む前に1回クリックお願いいたします。
にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ
スポンサーリンク

これは俺が体験した恐怖体験というか、

怪しい体験なんだけど、山奥にある民宿に泊まった事があるんだ。

山登りをするために宿を探していたんだけど、

たまたま見つけた宿にふらっと入るのが趣味だった俺は、

この日も特に前もって予約をする事なく行き当たりばったりで見つけた宿に立ち寄ってみた。

 

古い民宿だった。言葉は悪いけど、おんぼろってかんじ。

でも旦那もおかみさんもニコニコと愛想が良くて、

歓迎してくれたから、そのままこの宿に世話になる事にしたんだ。

 

晩御飯も振る舞ってくれるというのでお言葉に甘えて頂いた。

ところが、この晩御飯で出された肉が、妙な臭みがあって、

硬くて、食べられたもんじゃないものだった。

何の肉か尋ねると「イノブタ」だと答えるんだが、

俺の知っているイノブタはこんな肉じゃなかった気がする。

確かにイノブタの肉は硬めで、噛み応えがあるんだけど、

そして獣特有の臭みもあるにはあるんだけど、この肉は何か違う。

 

一体全体何の肉なのだろう・・・

俺はイノブタだという事が信じられずに、ずっと疑っていた。

 

まぁしかし折角出してもらったものだから、残すのも悪いと思って、全部たいらげた。

それから、風呂に入れさせてもらって、寝床にもぐりこんだ。

 

さっき食べた肉がまだ消化されていないようで、ムカムカしてきて、寝付けなかった。

何度も寝返りを打って、眠ろうとしたが、

なかなか上手くいかずにいると、外から犬の鳴き声のようなものが聞こえてきた。

キャンキャンと、怯えたような声で鳴く犬と、

それから鈍器のようなもので殴ったような音が響き、それから鳴き声はしなくなった。

 

俺は、この音を聞いてゾッとした。

完全に目が冴えてしまった。

 

え、まさか、俺が食べた肉って・・・

 

戦時中の日本や、中国や韓国なんかでは、犬の肉を食っていたという話も聞いた事がある。

食用の犬が養殖されていたとも聞いた事がある。

 

しかし、現代の日本で、犬の肉を食らうなど、狂気の沙汰としか言えない。

 

外で鳴いていたのは犬だったか、他の動物だったか?

あの鈍器の音はなんだ・・・?

 

俺は冴えてしまった頭で必死に考えをめぐらせた。

 

生まれてこのかた食べた記憶のない肉・・・

犬の鳴き声・・・

ふりおろされる鈍器・・・

 

急に胃の中のものがせり上げてきて、俺は飛び起きて便所へ走った。

 

盛大につかえていたものを吐き出し、

幾分か気分がスッキリした俺は、自分の部屋へ戻る事すら怖いと感じている自分に気付いた。

 

もしかしたらあの夫婦、まだ起きているかもしれないぞ・・・

さっき外でやっていたのは一体なんだったのか・・・

見られちゃマズイものを見てしまったら何をされるか分からない・・・

 

そう思い、俺は旦那やおかみさんと鉢合わせないよう慎重に部屋に戻った。

 

どうにか部屋まで辿り着き、眠れないまま夜を過ごし、朝方早くに宿を出た。

 

「朝ごはんは大丈夫ですか?」

と聞かれたが、とても食べられた気分ではなかった。

 

「新鮮な肉が手に入りましたのに・・・」

そう言っておかみさんが残念そうにニヤリと笑った顔が、俺の脳内にこびりついた。

 

逃げるように宿を出て、一目散に帰途についた。

 

あの夫婦は何者だったのだろうか。

本当にイノブタをふるまったのか、はたまたあの肉は・・・

本当は何の肉だったんだろうか・・・

 

分からないから不安になるが、分かってはいけないような、

決して知ってはいけないような、そんな古い民宿での体験だった。

 

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事