【怪談】離婚調停中に夫が化物に見えるようになり・・・
読む前に1回クリックお願いいたします。
にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ
スポンサーリンク

夫と離婚する事を決めた。
原因は性格の不一致。
夫が浮気をしたとか、DVだったとか、そういった決定的なものが無かったので、調停が本当にストレスだった。

いっそ浮気でもなんでもしてくれれば有責で離婚できたのに、と思うが、そうではなかった。

しかも、夫は離婚したがらなかった。
でもそれは、世間体と親の目を気にしてというだけ。
私たちはとっくに仮面夫婦になっていた。

子どもが生まれてから、私たちの間はギクシャクしてしまった。
子育ての方針が合わなかったのだ。

夫は、とにかく子どもは元気に育てばそれで良いという考え方で、小さい頃から色々な事を習わせようとする私と対立した。
お金も勿体ないと言い出し、大ゲンカした事もあった。

私は、夫とは違い、子どもにはなるべく多くの事を小さいうちから学んでほしかった。
英語やピアノ、水泳など、習い事をたくさんさせて、優秀な子に育ってほしかった。
そのためにはお金をかけたって構わなかった。

この方針の違いが引き金となり、それから私たちは小さな事でも反発しあうようになった。
私は次第に夫の顔を見るのも嫌になってきた。

子どもがいたから我慢し続けていたが、大学生になり家を出て、私はもう我慢の限界を迎え、離婚を切り出した。

夫はごねた。
離婚したいという理由が分からないと喚き散らした。

私は、どれだけ私たち夫婦の価値観が合わないか、性格が合わないか、それによって私がどれほどのストレスを抱えてきたか、という事をとつとつと語った。

それでも夫は「そんな事は離婚理由にはならない」と突っぱねた。

私は家を飛び出したが、もう両親が鬼籍に入ってしまっていたため、実家もなく、あてもないままフラフラとさまよい、結局自宅に戻るしかなかった。

それからは、離婚調停を進めながら、家を出る準備を進める事になったが、離婚したいと思い、離婚を切り出し、しかしそれが受け入れられなかった瞬間、夫が化物に見えるようになった。

「まるで化物のように」などではない。
まさに、化物そのものなのだ。

鬼のような、フランケンシュタインのような、ゾンビのような、
餓鬼のような、そんないで立ちに見えた。私は夫の顔を見るたびに恐怖に戦き、
猛烈な吐き気と闘うようになった。

一度、「化物!」と叫んでしまった事もあった。
夫は、化物のいで立ちのまま、うなだれていた。

ある日、夫に精神病院へ連れていかれた。
医師に「夫が化物に見える」という事を伝えると
「精神的なストレスから来るものでしょう」と言われ、隣にいた化物夫は、またうなだれた。

帰宅後、化物夫はようやく離婚届に判を押してくれて、しかも自ら家を出た。

私の生活にようやく平穏無事な日々が戻ってきた。
子どもには離婚できた旨を報告し、家には私だけが住んでいると伝えた。

それから暫くは、夫と一切接触する事なく、
連絡も取らずに、ひとりの時間を快適に過ごした。

そんなある日、商店街を歩いていたら、ご近所さんに声をかけられた。
「お宅の旦那さんがホームレスになったって聞いたわよ」

私は耳を疑った。

家を出た時に夫は何も持ち出さなかった。
行く当てがあるものだと思っていた私は、ひどくショックを受けた。

ホームレスがたむろしている公園へ行くと、そこに、化物がいた。
もはや、本人なのか、化物なのか、分からなくなってしまったが、
化物はすっかり変わり果てた姿になってしまった。

そして私を見ても何の反応も示さなかった。

興味なさげに一瞥し、そっぽを向いてしまった。

私は思わず化物にかけよった。
そして泣いて謝った。

と、次の瞬間だった。
化物は大きな口を開けて私の頭を丸飲みしようとした。

私は化物を突き飛ばし、凝視した。
化物は立ち上がって、私の方へ向かってくる。

ヨダレがだらだらと垂れ、目はらんらんと輝き、
獲物を捕らえるハンターのようだった。
あれは、夫ではなく、本物の化物なのか・・・?

そう思い、必死に逃げた。
どうにか逃げ切った私は家に駆けこみ息を整えた。

それから数日後、街にはおかしな噂が流れた。

公園のトイレ脇に寝床を構えているホームレスは実は化物で、
人を待ち伏せして喰らっている、というものだった。

やはり、私が見たのは本物の化物だったのだろうか。

それとも、私が結婚して夫だと思っていた人は最初から化物だったのだろうか。

はたまた、私の夫はいつの間にか本物の化物になり果ててしまったのだろうか。

もう怖くてあの公園には近づけない。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事