【怪談】田舎の小さな村に今なお残っている戦慄の生贄風習
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子どもの頃にぼんやり、しかし強烈に覚えている事。

あの記憶だけは夢だったとは言えない、生々しい記憶なんだけど、でもどこか現実味が無くて、
やっぱりただの悪夢だったのかもしれない、と思いたい節もある。

私の田舎は小さな村だった。
その時の記憶には私の両親は登場しない。

共働きだったから、両親の出張が重なったりすると、
よく祖父母宅に預けられていたんで、それだけはリアルに覚えているし、
この時もそんな事情で預けられていたのかもしれない。

祖父も祖母も優しかった。

もう鬼籍だけれど、遊びに行けばいつも美味しいお菓子とジュースを用意してくれて、
近所の畑に連れて行ってくれたり、山に連れていってくれたり、色々良くしてもらった。

でも、夜になると祖父母が少し怖いと感じる時もあった。

なんだろう、両親がいない事から来る不安なのか、リアルに祖父母が恐ろしかったのか、
そのへんはよく分からないんだけど、祖父母の笑顔が、
顔に貼りついているだけの仮面みたいな笑顔だな、と感じる事がよくあった。

それが夜になるとお化けみたいに思えて、怖かったんだと思う。

目の奥が笑っていないかんじ。分かるかな。

本当は私の事、可愛い孫じゃなくて、
面倒くさいガキとか、思ってるのかな、とかそんな風に思って、怖かった。

そして、その怖さは現実になったんだ。

あの日、いつもは優しい祖父母が、その名の通り鬼の形相になった。

田舎には私の従姉が住んでいて、私が祖父母宅に遊びに行くと、
いつも遊びに来てくれて、私と従姉は一緒に祖父母宅で寝泊まりする事もしょっちゅうだった。

その晩は従姉泊まりに来ていたんだけど、
鬼のような顔をした祖父母が眠っている従姉を抱きかかえ、
どこかへ連れて行ってしまったのを、見てしまった。

私は隣で寝ていたんだけど、祖父母が部屋にやってきた時に眠りから覚めた。
でも、ただならぬ空気に、必死に寝たふりをしていた。

私の隣で眠る従姉を祖父母が抱きかかえていく時に、
ちらっと薄目をあけて様子を見た時に、鬼の顔になっているのを見てしまい、
私は祖父母が部屋を出てからガタガタと震えた。

しばらく経って、何やら外からお経のようなものが聞こえてきた。
それは祖父母の声だった。

何を言っているのか分からなかったが「御神様(おんかみさま)」という単語だけ、
異様にはっきりと耳に残っている。

お経を唱え終わってから、ボソボソと話す声が聞こえたが
「御神様への捧げもの、今度は誰になるかね」などと言っているのを聞き、私は真っ青になった。

翌朝、私は祖父母の顔をまともに見る事ができなかった。

従姉についても触れてはならない気がしたが、聞かないと逆に不自然になると思い、
従姉がいなくなっていると言うと「夜中に熱を出して家に帰ったんだよ」という答えが返ってきた。

それ以降、従姉の姿を目にする事はなかったし、従姉の家に行こうとも思えなかった。

祖父母が従姉に一体何をしたのか、そして私もいずれ従姉と同じように
どこかへ連れていかれてしまうのか、そう思うと怖くてたまらなくなった。

私の記憶はここまでで、それから私は、ひとりで祖父母宅に泊まる事はなくなった。

両親に連れられて田舎へ行く事は何度もあったが、その度にニコニコと笑顔で
私に接する祖父母に空恐ろしさを感じたのを、私はひた隠しに隠した。

従姉については、私が話題を出さなかったからか、誰も何も触れなかった。
あの従姉が本当に実現したのか、それともその存在さえ私が
妄想か夢で作り出したのか、それすら分からない。

ただ、あの晩の「御神様への捧げもの」という言葉は、
今でもハッキリと記憶にこびりついている。

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