【怪談】アンティーク好きな伯母が買ってきた壺には何かが憑いていた
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私の伯母はアンティーク雑貨が好きで、よく古い雑貨や家具を買ってきては自宅に飾っていました。
伯母の家に遊びに行くと、時空を超えて1世紀以上前の世界に迷い込んで
しまったような気分が味わえて、私もその雰囲気は決して嫌いではありませんでした。

そんな伯母が、ある日私に見せたいものがあるの、と言い、家に招待してくれました。

伯母の方から誘ってくるなんて珍しい、と思いながらも伯母の家に行くと、
待ち構えていたとばかりに歓迎され、奥の部屋へ通されました。

そこには、大きな壺がひとつ置かれていました。

私はその壺を見た瞬間から、何か嫌な空気感というか、淀んだ空気感というか、
禍々しいものを感じていました。上手く言葉では説明できないのですが、
怨念じみたものが込められているように感じられたのです。

伯母は私の隣で嬉々として壺について語り初めました。

いかに魅力的な壺か、いかに美しいフォルムか、
いかに繊細な装飾か、などと壺の事を褒めちぎりはじめたのです。
そしてうっとりとした目で壺に近づき、愛おしそうに壺を撫でてため息をつきました。

その様子が異常というか、普段の伯母とは別人になってしまったように見えて、
私は軽い戦慄を覚えました。

伯母さん、どうしちゃったんだろう・・・
そんな不安に襲われました。

禍々しい雰囲気の壺と、その壺に夢中になっている伯母。
どう見ても異常な世界が広がっていました。

私は、あまり伯母を刺激しないように、
壺をどこでどのような経緯で手に入れたのか聞いてみました。

伯母は、いつも通っているアンティークショップのご主人が珍しいものを仕入れたというので
行ってみたらこの壺だったと、そして、一目見た時から惚れ込んでしまい、
早速買って帰ったと、そう教えてくれました。

値段を聞くと、拍子抜けするぐらい安く、逆に怪しさが増しました。

私はそそくさと伯母の家から帰宅し、
伯母がよく行くアンティークショップに行ってみる事にしました。

私もよく伯母に連れて行ってもらっていたため、場所は勿論知っていましたし、
ご主人とも面識がありました。もう少し壺の事を教えてもらおうと思ったのです。

ところが、アンティークショップに行ってみると、定休日でもないのに閉まっています。

はり紙があったので見てみると、ご主人の体調不良により休業というお知らせでした。

心配になりながらも、壺の事を聞き出せず残念に思い、その日は帰宅しました。

数日後、母が私に「伯母さんと連絡つかないんだけど、あんたこの前おうちに行ってたでしょ。
なんか変わった事とか無かった?元気だった?」と聞いてきました。

私はドキッとして、「いや、特には・・・」と答えながらも胸騒ぎを覚えました。

「今日直接訪ねてみようかな・・・」

母がそう言うので私もついて行く事にしました。

そして母と連れ立って伯母の家を訪れると、伯母は在宅でした。
ただ、玄関口に出てきた伯母のあまりの豹変ぶりに私たちは仰天してしまいました。

老婆のようにやつれて、目はギョロギョロと鋭い眼光を放ち、
私たちの事をまるで泥棒か何かのように睨みつけたのです。

そして「壺は渡さないからね」と繰り返しブツブツと呟いていました。

「壺?壺って何の事?」
母は頓狂な声を出しましたが、私は、やっぱりあの壺には何かが憑いているに違いないと確信し、
母に先日の壺の話をしてみました。半信半疑だった母ですが、
伯母の豹変ぶりに無理やり自分を納得させて、問題の壺をお祓いもらおうという事になりました。

女2人だと無謀だという事で、父にも手伝ってもらい、
嫌がり暴れる伯母をおさえて、壺を持ち出してお祓いしてもらいました。

すると、お祓いの最中に、突然壺が割れたのです。

祈祷師さんは「修復してしまうと、また憑かれてしまう可能性があるから、
このまま処分した方が良い」と助言してくれました。

割れた壺を持ち帰り、念のため伯母に処分する旨を告げると、
そこには憑き物が落ちたような伯母がきょとんと座っていました。

あのアンティークショップのご主人の体調不良が壺のせいだったかどうか分かりませんが、
それからお店は閉店となってしまったようなので、
ご主人がどうなったかは永遠に分からないままです。

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