【怪談】我が子が時折口にするお友達の名前を、私は知らない・・・
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子どもには大人に見えないものが見えるとはよく言ったものですが、

うちの子の目にも「この世のものではない何者か」が見えているようです。

 

息子を連れて、よく近所の公園に遊びに行くのですが、

そこには時折近所の子どもたちも遊びに来ます。

それほど大きくないコミュニティなので、

公園に遊びに来るメンバーは私も把握しており、

子どもたちの名前も覚えていました。

 

時間帯によっては息子ひとりという事もあったのですが、

息子はあまり気にする様子もなくひとりで砂場遊びをしたり、

滑り台やぶらんこを楽しんだりしていました。

むしろ、誰もお友達がいない時でも積極的に「公園行こうよ」と

私にせがんでくるので、この子は不思議な子だな、と思ったものでした。

 

それがある日、いつものように公園に遊びに行くと、

息子が突然キョロキョロと視線を泳がせて「ねぇ、ゆうちゃんがいないよ?」と言ったのです。

 

「ゆうちゃん」という名前の子どもは、この公園には来ないのです。

少なくとも、息子と親しい友達には「ゆう」のつく子はいないはずで、私は混乱しました。

 

「え?ゆうちゃんって、誰?」

 

しかし、息子はいなくなった「ゆうちゃん」が気になって仕方ない様子でした。

「毎日いたのに、ゆうちゃん・・・」

と寂しそうに呟いていました。

 

毎日・・・?

 

おかしい・・・

 

だって、息子はひとりで公園で遊ぶ事もあったのに・・・

 

私は不安になりました。

 

「ねぇ、ゆうちゃんって、いつもこの公園にいたの?」

 

息子に聞いてみると「そう」と答えます。

 

他の友達の名前を出して「みんながいない時も?」と聞くと「そうだよ」という答え。

 

そして「あのね、ゆうちゃんはね、いっつもひとりぼっちなの。

だから僕が遊んであげるんだよ」と言い出したのです。

 

私の知らないゆうちゃん。

男の子なのか女の子なのかも分からず、どうやら息子にだけ見えているらしいゆうちゃん。

 

害の無い子どもの霊ならまだしも、何か不吉な事に巻き込まれたら大変です。

私はその日から、息子をあの公園から遠ざけるようになりました。

 

それからしばらく経ち、息子もすっかり「ゆうちゃん」の存在を忘れたようでした。

私たちの会話の中には、あの日から一度も「ゆうちゃん」という言葉は使われず、

息子は別の公園で、新しい友達と楽しく遊ぶようになりました。

 

季節は夏。

うだるような湿気で部屋の中が蒸し風呂のようになっていたので、

私はベランダに続く窓を開けていました。

 

息子は大人しく絵を描いて遊んでいます。

今のうちに晩御飯を作ってしまおう、

そう思って料理をしていると、息子が独り言を言い始めました。

 

また何か妄想してるのかな、と微笑ましい気持ちになっていた私は、

次の瞬間息子が口にした「ゆうちゃん」という言葉でどん底に突き落とされました。

 

息子は「ゆうちゃんだ~」と言ったかと思うと、

ものすごいスピードでベランダの方へ突進していきました。

それは幼児の速さとは思えない速さで、

私は度肝を抜かれて「何やってるの!?」と叫び、息子を追いました。

 

息子はあわやベランダから落下するところでした。

ベランダをよじ登ろうとしだしたのです。そんな事、今まで一度もありませんでした。

息子は熱に浮かされたように「ゆうちゃんがね、遊ぼって言うの。

ひとりぼっちはかわいそうだから、僕が遊んであげるの。

ゆうちゃんが呼んでるの。いかなきゃ」と繰り替えしました。

 

私は必死に息子をベランダから引き離し、窓をピシャリと閉じました。

窓が閉まると、息子はケロリとした顔で、再び画用紙に向かって絵を描き始めました。

 

それ以来、私は怖くて窓が開けられなくなってしまいました。

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